ユウトの標本箱

ユウトの自然ブログです。昆虫や植物、自然のことばっかり書いていきます。

カレーリーフ(オオバゲッキツ)栽培記録2021@新潟県西部

久しぶりのカレーリーフ

 

冬は室内で管理していたので、葉が落葉せずに越冬できた。

 

4月の中旬、だいたい去年苗を購入した頃合に外の温室に持っていった。

 

それからしばらく室内に置いていたが、夜間も暖かくなってきたので

5月の中旬ごろに野外に出すことにした。

 

室内に置いておいたことでカイガラムシが発生してしまったので、

風通しの良いところに置くことにしたわけだ。

 

カレーリーフみたいなマイナーな植物は、

農薬がちゃんと調べられていないのか、登録されていないのか、

使える農薬が不明なパターンが多い。

 

売りに出したい場合は、無農薬で育てるしかないとか聞くけど、

それってすごく大変よね。

 

自分が育てている個体は完全に個人用なので

気にしなくても良いけれど、

やっぱり使える物が分からないのは不便。

 

ひとまずは家にあった柑橘類にも使える殺虫の農薬をまいてみることに。

これで効果があればよいけれど……。

 

……まあ結局完全除去はできなかったのか、また新たなカイガラムシ

発生してしまった。

最終兵器、『手でつぶす』を使い、一掃してやることに。

この手に限る(脳筋

 

 

室内から温室に移してしばらくは全然成長しなかったけれど、

日中は夏くらいに熱くなる温室内の影響か、

気づけば樹の頂点にあった小さかった芽がじわじわと生長。

 

あ、実はこの芽、越冬前からあったもの。

しかし室内置き中、あるときちょうど自分の手がそこにぶつかってしまい、

3本あった枝の芽が2本ポキン(泣)

 

おかげで春用の新芽が減ってしまった……と思っていたけれど、

これは剪定をしたのだと、都合の良い解釈をすることに。

 

結果的に頂芽が減ったことで、側芽が生長して

枝数が多くなった。結果オーライ!

 

で、7月になり。

忘れていた生長度合いを測定!

 

 

2021年7月11日

 

2021年7月11日測定

 

高さ73.5㎝

長径53.0㎝

短径52.0㎝

 

蚊が多いので玄関に持ち込んで撮影。蚊は嫌いだぞ!

 

こんな感じで、新しい葉を茂らせた。

樹の重みでか、傾いて生長してしまったので

支柱を建てて支えてあげることに。

 

不思議なことに、越冬した葉は香りが弱く、色つやも悪い。

新しい葉は、指で軽く揉めば香りが指に映るというのに、

越冬した葉はそうならない。

 

葉も下に垂れ下がっていて、元気がない。

 

そういうものだと言われればそれまでなのだけど、

ちょっと勉強になった。

 

もしかして、葉を残して越冬させるのはあまり効率が良くないことなのでは?

いや、しかしすべての葉を落としてしまうと、春先に

栄養を作ることができないので、生長が悪くなるかも。

 

でも古い葉には元気が無いから、光合成をたっぷりしてくれるか微妙。

 

ひとまず、暖かくなった今頃には、

新しい葉があるし全部摘み取ってしまっても良いかもしれない。

 

 

カレーリーフの実



 

そう言えば初夏に花も咲かせていた。2年目で咲かすとはびっくり。

画像のように小さな実をつけた。これが熟せば種を取ることができる。

 

観はどんな味なのだろう? 多分、いやきっと美味しくない。

それに種には毒があるそうで。

 

まあ、葉っぱだけ使わせてもらえばよいかな。

 

さあ、この夏もどんどんと大きくなるのだぞ。